時計の細かい部分まで知っておこう
IWCや高級な時計を購入するという場合、時計のいろいろな部分のことまで知っておくと便利でしょう。時計にはまずケースと呼ばれる外装部分があります。この部分の形、サイズ、仕上げが違うと印象がガラッと変わってしまうのです。まずはケースの主な形から把握しましょう。
一般的な時計のケース(文字盤)の形ランキング

ラウンドケース
時計といえばこの形を思い浮かべる人が多いでしょう。丸型のラウンドケースは時計の中でも一番有名です。ビジネスシーンはもちろん、フォーマルなシーンやカジュアルなシーン、どんなシーンでも使うことができる形です。

レクタンギュラー
これは長方形の形をしたケースのことです。長方形なので全体的にスッキリとした印象を与えるでしょう。これは細身の人と相性の良い形で、ビジネスシーンでも使うことができます。知的で高級感に溢れた形で男性によく好まれます。

スクエア
こちらのケースは正方形で少しスポーティーに見えるのが特徴です。筋肉質な人とも相性のいい雰囲気があります。男性的なイメージが強く、大きさによって雰囲気が変化することもあります。女性がつけるのであれば少し小さめのサイズにするといいでしょう。

トノー
トノーと呼ばれるのは、樽のように中央部分が左右に広がる特徴的なケースです。滑らかなカーブが美しくクラシックな雰囲気を与えます。トノーケースは女性用のものも多く、ドレスシーンなどにも使うことができる高級感溢れる形です。

クッション
これは、外枠の形が角の丸い四角形で中の文字盤が丸型になっているという形のケースです。レトロな雰囲気を醸し出す形で、少しふっくらした感じが特徴的です。懐かしい感じの時計が欲しいという場合はこのケースがぴったりです。
専門用語と価格

ビジネスで選ぶなら3針時計
ビジネスシーンではIWCの時計のように、短針と長針、そして秒針の3つの針で構成されているような3針時計がいいといわれています。なぜなら、スッキリして落ち着いているデザインなので視認性がいいためです。また、白い文字盤のものもシンプルなので好まれます。
IWCの時計は中古でも人気がある
IWCの時計を定価で購入するとなると50万円以上のお金が必要になってくるでしょう。高性能で気品溢れる時計が多いため中古でも数十万円するというものがいくつもあります。安いとはいえないような買い物になるので、正規品であるかどうかをきちんと判断して購入することが大切です。
高級時計には維持費が必要
IWCの時計のような高級なものの多くは、定期的なメンテナンスが必要になってきます。ムーブメントの違いもよりますがオーバーホールにかかる基本的な料金は5万円前後となっています。この他にも部品交換などが必要になることもあるでしょう。高級な時計を購入するときは先々のことまで頭に入れておきましょう。
時計の用語についてよくわかるQ&A
高級時計でよく聞く自動巻き腕時計とは?
腕時計で人気なのがこの自動巻き腕時計というものでしょう。時計を付けて腕を振ることで自動的にゼンマイが巻き上げられて時間を刻むという仕組みになっています。ただし、使わないで置いておくと数日でゼンマイが巻き上げられずに止まってしまいます。身に着けていれば電池がいらず、長い間使うことができます。
クォーツ腕時計と自動巻きってどう違うの?
クォーツは電池を利用して時計を動かしている時計です。身につけることでゼンマイが巻き上がる自動式とは異なり、身につけていない間で動き続けることができます。時間の誤差が少なく便利で、安く購入出来るものが多いです。
オーバーホールってどういうものですか?
腕時計でいわれるオーバーホールというのは、時計を細かくメンテナンスすることです。長く愛用出来る腕時計は部品が摩擦して交換が必要になったり、潤滑油が劣化してしまうことがあるので、分解して点検や掃除を行わなくてはいけません。オーバーホールを施して故障を防ぎ、長い間良いコンディションで使い続けることができるのです。
クロノグラフっていったい何?
クロノグラフというのは、ストップウォッチ機能のある時計や懐中時計のことです。クロノが時間でグラフが記録という意味です。一般的に時計の右側にあるリューズ(時刻やカレンダーの調整、ゼンマイの巻き上げに使う部分)の上にあるボタンでスタートとストップの操作が行なえます。
パワーリザーブとは何でしょうか?
パワーリザーブというのは機械式の腕時計のときに聞く用語です。これは、ゼンマイを完全に巻き上げた状態でどれくらいの時間動くのかというものを表しています。時計の説明にパワーリザーブ40時間とある場合は、40時間動かし続ける力を蓄えられるということです。時計の中には、このパワーリザーブをメモリで表示してくれるものもあるでしょう。
